元自にーさん(元自衛官)の自衛隊ブログ

新隊員、自衛隊や自衛官に興味がある人に自衛隊について色々と学んでもらえるようなブログを目指しています。

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自衛官なら知っておきたい集団的自衛権の賛成論反対論

   

私は政治学者でも憲法学者でもないので、正確な情報が伝えられるとは思いませんが今ニュースで話題になっているので集団的自衛権について書いてみたいと思います。

自衛隊で働いているのにもかかわらず自衛官にかなり影響力のある話が議論に挙がっているけど、いったいなんなんだろう・・

というのも恥ずかしいものかなと思います。

日の丸を振る隊員_R



集団的自衛権を教育隊で例えてみたら

やたらと難しい話をしてみても余計にわかりにくくなってしまうし、読みたくもないと思うので教育隊で例えてみます。

教育隊では必ず武器捜索があります。

どうしても64式小銃、89式小銃は設計者が馬鹿なのか学生の使い方が悪いのかわかりませんが脱落します。

その際にはたった数百円の部品だとしても徹底的に捜索をしますよね。

例えば第1区隊第1営内班の隊員鈴木自候生が89式小銃の撃針を紛失しました。

実際撃針なんて脱落しませんが、例えなので気にしないでね。

そうなってしまったら大騒ぎです。

鈴木君は同じ班の佐藤自候生に相談します。

「やばいよ、佐藤。撃針落としてしまった・・」

「班長に見つかる前に探し出すぞ!」

連帯責任を負わされることを恐れる第1営内班の班員は総出で撃針を捜索します。

それでも見つからなかったので第2営内班の班員にも一緒に探してくれるように頼みました。

第2営内班「嫌だよ、第1営内班だけで探してくれよ」

もし第2営内班の班員がこのように言ったらどうしますか?

「今後第2営内班が小銃の部品を脱落しても絶対に協力しないからな」

という気持ちになりますよね。

もし班長に撃針を脱落してしまったことが知られたら大騒ぎです。

下手したら教育隊どころか連隊が全員で捜索しなければならないかもしれません。

チームが困っていたら助けるという気持ちがないと今後誰も信用してくれません。

大切な部分なのでもう一度

チームが困っていたら助けるという気持ちがないと今後誰も信用してくれません。

集団的自衛権とは

チームの国が襲われたら一緒に戦おう、これが集団的自衛権です。



問題となっているのはどこ?

一緒に戦う代表的な国として、

一番目立つのはアメリカ合衆国ですね。

それ以外の国も適応範囲なのですが、日本政府ははっきりとした国名は挙げていません。

ところでいったい何が問題となっているのかというと憲法9条当たりです。

9条で禁止されていること

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

憲法9条では日本は軍隊を保持しないとなっていて、戦争をしないよーということになっているのですが、集団的自衛権を認めてしまうと

自衛隊が戦争に参加することになってしまうんじゃないか?

というところが問題になっています。

安倍総理大臣はここの部分を変えて日本にも集団的自衛権を認めようと考えています。



賛成論

ダウンロード

どこの国も戦争をしたくなくなる

集団的自衛権を認めると戦争を起こしたくなくなります。

例えば北朝鮮が日本と戦争をしたいと思って、宣戦布告するとアメリカも韓国も日本もイギリスもフランスも一緒に戦うということです。

これは集団的自衛権を日本が認めいたら他の国も一緒に戦ってくれるということです。

すると北朝鮮としては「日本一人をやっつけたらよいと思っていたのに、その後ろには多くの国がいる、これは勝てなさそうだな・・」となるわけです。

この場合だと北朝鮮は完全に負けてしまいます。

負けるとわかっていてわざわざ戦争をしたいと思う国はありませんよね。

反対論

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他の国の戦争に日本が参加する

チュニジアとアメリカが戦争を始めたとします。

集団的自衛権の適応範囲であるアメリカとしては日本も一緒に戦ってくれという風に言ってくるのですが、日本としてはチュニジアはアフリカの一国です。

遠く離れていて日本からしたら戦うメリットはありませんが、この戦争に加わらなければもし日本と北朝鮮が戦争をした時にアメリカは手伝ってくれないので、日本としては参戦しないと立場がありません。

アメリカは世界でも戦争大好きな国ですよね。ばんばん戦争しています。

  • ベトナム戦争
  • リビア空襲
  • イラク戦争など

できるだけ問題の多いバディとは組みたくないものです・・

アメリカと一緒に戦った国はイスラム圏からテロの標的になることがありますからね・・

2最後に

私としては賛成でも反対でもなく中立なのでどちらの意見も載せておきました。

 - 国内外情勢




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