元自にーさん(元自衛官)の自衛隊ブログ

新隊員、自衛隊や自衛官に興味がある人に自衛隊について色々と学んでもらえるようなブログを目指しています。

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組織のルール|命令系統を理解しよう

   

自衛隊に限っての話ではないけど、特に自衛隊には命令系統という組織のルールがあります。

初めの頃はこのことを理解できずに、失敗することがあります。

今回はついやってしまいがちな失敗を未然に防ぐために命令系統について紹介していきます。



自衛隊を辞めたい旨を伝える場合

自衛隊のような組織で生活しているとだんだんと辞めたくなってくることがあると思います。

その時に辞めたくなったという話をいきなり、隊長クラスに相談しにいってはいけません。

まずは一つ上の上司。

一般部隊であれば、営内班長に相談しましょう。

その後、営内班長が小隊陸曹、小隊陸曹が小隊長、そして小隊長が隊長に意見を上げます。

この順番を飛ばしてしまうと面倒なことが起きます。

営内班長を飛ばして小隊陸曹に意見を上げてしまったら

すでに一般部隊に配属されているなら営内班長、小隊陸曹の地位役割というのは十分に理解していると思いますが、このブログの読者層は新隊員なので、高校の部活に置き換えて説明していきたいと思います。

自分  =入部したての一年生

営内班長=3年のキャプテン

小隊陸曹=部活の監督

<状況>

あなたは部活動に入って日がそれほど経っていない一年生。

それでも中学三年間しっかりとそのスポーツをしてきてある程度の実力・経験があります。

普段の練習内容は監督がキャプテンに指示を出して、キャプテンが組み立てているけれど、もっと「こうしたらいい」という意見をあなたが持っているとします。

その場合、いきなり部活の監督にあなたが自分が持っている意見をぶつけに行くのは間違いです。

まずはキャプテンにやんわりと「こんな風にしてみてはどうですか?」と話してみるのが先です。

それをキャプテンが練習に反映するかしないかなどをまずは判断して、監督に練習内容の改善案を相談しに行くという流れ。

これがどの組織でも存在する命令系統です。

そうしないと角が立ちます。

辞めたいことを話す場合も同じ

話は戻って自衛隊の場合。

辞めたいなー・・そう感じた時にはまずは営内班長に相談しましょう。

それから、小隊陸曹、小隊長、隊長という順番であなたが辞めたいという意思を伝達してもらいましょう。

自衛隊の命令系統をすっ飛ばしてしまうと「聞いていないぞ!」と言う人が必ず出てきます。

せっかくすんなりと辞めさせてもらえる理由があったとしても、スムーズに退職できない可能性が出てきます。

参考記事

新隊員が教育隊を辞める方法教えます



どうして命令系統を守らなければいけないのか?

命令系統の重大さというのはなにも辞めたいと感じたときだけ必要というわけではなくて、あらゆる場面で大切です。

それは各人がばらばらに好き勝手なことをしていては組織としてのパフォーマンスが低下する恐れがあるからです。

せっかく大人数でチームを組んでいるのにもかかわらず、命令系統がしっかりとしていなければ力が分散してしまいあらゆる任務が中途半端になってしまいます。

自衛隊っていうのはそんなところだと思ってもらえたら良いです。

2最後に

今回は自衛隊を辞めたい意志を伝えるということをテーマに書きました。

実際には車を買いたい、外に家を借りたい、海外旅行に行きたいなどなど

あらゆる場面で自分の意志を伝える必要性が出てくると思います。

そのときにもしっかりと上で説明した命令系統を守ってスムーズに自分の意思を上に上げてもらえるようにしましょう。

そのためにもしっかりと階級と役割を正しく覚えましょう。

参考 陸上自衛隊全階級のなり方&役割を紹介します

 - 部隊の自衛官へ






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