元自にーさん(元自衛官)の自衛隊ブログ

新隊員、自衛隊や自衛官に興味がある人に自衛隊について色々と学んでもらえるようなブログを目指しています。

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飛行機を感じながら仕事ができる航空自衛隊について紹介

   

全国に自衛隊員はおよそ23万人いますが、そのうち15万人が陸上自衛官で、海上自衛官と航空自衛官はそれぞれ4万人ずつです。その中で最も人気が高く、試験が難しいといわれているのが航空自衛隊です。

飛行機に関係した仕事に就くことができるというのが、航空自衛隊が人気である大きな理由です。各地の空港で働けること、陸上勤務でありながら、陸上自衛隊ほど過酷な仕事ではないことも魅力です。



パイロットから航空機整備まで、飛行機を間近に感じて仕事ができる。

航空自衛隊を目指す人たちのほとんどが、飛行機に興味がある、あるいは、パイロットになりたいと思ったことがある、と言います。

パイロットになるのは狭き門

実際にパイロットとして活躍するためには航空学生として入隊するか防衛大学校で希望を出してパイロット養成課程に入校するなどの必要があります。その後も視力検査や英語力など、多くの関門を突破しなければなりません。実際にどのくらいのパイロットがいるのかは極秘事項なのでわかりませんが、かなり少ないです。

飛行機に直接かかわれるのは、整備士と管制官

飛行機を身近に感じて仕事ができる職種には、航空機整備や航空管制官があります。どちらも人気が高いですが、飛行機にあこがれて入隊した自衛官がまず希望を出す職種です。

どんな職種でも、飛行機は常に身近に

たとえこれらの職種に受からなかったとしても、職場は滑走路のある基地の中。仕事の休憩中、基地の中を移動中、また仕事が終わった後の帰り道で、ふと空を見上げれば銀色に輝く輸送機や戦闘機が雄々しい姿で飛んでいます。飛行機好きにとってはたまらない職場です。



勤務地は那覇空港や千歳空港。全国各地へ旅行もできる。

勤務地は民間と同じ空港内になることも。

航空自衛隊には自衛隊が独自に滑走路を所有している基地と、民間の航空会社も使用する滑走路を利用する基地の2種類があります。

独自の滑走路を持つのは埼玉県にある入間基地、茨城県にある百里基地、愛知県にある小牧基地などです。民間会社と滑走路を共用しているのは北海道の千歳基地、新潟県の新潟分屯基地、そして沖縄の那覇基地などです。

千歳基地や那覇基地に配属になれば、日本国内の航空機のみならず海外のものも飛来します。飛行機ファンにはたまらない職場ですね。

自衛隊の輸送機で旅行もできます

あまり知られていないことですが、物資や人員を各基地に運ぶために航空自衛隊の各基地を輸送機と呼ばれる飛行機が毎日定期運行しています。もちろん、業務に必要なものを運ぶために存在しており、2005年に発生した新潟の地震では私も輸送機で新潟基地へ派遣されましたが、年がら年中荷物と人員が満載状態で運行しているわけではありません。

定期便のスペースに空きがあれば、輸送機に乗ってほかの基地へ行くことができるのです。たとえば、埼玉県の入間基地所属の隊員が、夏の休暇を使って那覇基地へ行き、沖縄旅行を楽しむこともできますし、千歳基地へ行って北海道の味覚を堪能することだってできるのです。

自衛隊の飛行機をうまく使えば交通費無料で国内旅行。こんなにお得な職場はほかにないかもしれません。

アフターファイブは基地の外へ。休日も存分に楽しめます。

陸上勤務で、訓練もそれほど厳しくない。

航空自衛隊で活躍する自衛官の主な任務は、「パイロットを支援すること」と「滑走路を守ること」これに尽きます。ペトリオットと呼ばれる地対空ミサイルの任務に当たっている隊員もいますが、これは例外です。

何か起こったときすぐに戦闘機や偵察機を飛ばせるように飛行機を整備し、基地と滑走路をきれいに保ち、パイロットの健康を管理する。そのために航空自衛官たちは日々働いています。ですから、基本的に皆、陸上勤務です。

海上自衛隊は違います。大勢で船に乗って何日も何ヶ月も航海し、領海を守るのが仕事です。勤務が終わってもそこは大海原。遊ぶ場所はありません。

陸上自衛隊はもちろん陸上勤務ですが、万が一、日本が他国やゲリラなどに侵略を受けたとき、国土と、国民を守るのが仕事です。そのため、連日厳しい訓練に耐えなければなりません。

航空自衛隊は陸上勤務ですが、基地防衛とパイロット支援が任務ですから、陸上自衛隊に比べると訓練はさほど厳しくありません。

休日は街へお出かけ

仕事が終われば自由時間。基地内に住んでいる自衛官も申請すれば外出、外泊が可能です。思う存分プライベートライフが楽しめます。

もし配属が市ヶ谷本部や調布基地、入間基地になれば、東京は目と鼻の先。平日でも都会のにぎわいの中に身を委ねることができます。千歳基地や那覇基地になれば、基地の外はリゾート地です。遊ぶ場所はたくさんあります。

もちろん、すべての基地の周りに娯楽施設があるというわけではありません。「陸の孤島」と呼ばれる、茨城県の百里基地、文字通り孤島の北海道・奥尻島基地に配属されたとしたら、なかなか楽しむ場所もないかもしれません。

でも、安心してください。どの基地にも、購買があり、お酒も飲める食堂のような場所があります。仕事の後は基地内のバーで一杯。今日もがんばった自分に乾杯。きっとおいしいことでしょう。

飛行機を間近に見ながら仕事ができ、民間の企業と同じように仕事の後はゆっくりできる。しかも、交通費無料で旅行だってできるかもしれません。

魅力だらけの航空自衛隊。少し自衛隊に対する見方が変わってきた、と感じたら、ホームページなどで情報を確認してみて下さい。みなさんの未来の選択肢のひとつに、自衛隊が加われたら、幸いです。

ライター:元航空自衛官

 - 航空自衛隊




kotirade

Comment

  1. そら より:

    今、中学三年生のそらです。
    将来、航空自衛官になりたいのですが、試験科目は、国数社 の三教科でしょうか。また、試験の倍率はどのくらいでしょうか。

    • 元自にーさん 元自にーさん より:

      試験科目が変わる可能性も充分にあるので、いろんな勉強をしておいた方が良いと思いますよ。

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