元自にーさん(元自衛官)の自衛隊ブログ

新隊員、自衛隊や自衛官に興味がある人に自衛隊について色々と学んでもらえるようなブログを目指しています。

*

自衛隊の人間関係について 怒りを堪えよう!

      2016/12/12

自衛隊へと無事に入隊を果たし、物品受領などを終え、入隊式を済ませれば、同期達と一緒に前期後期を頑張る事になりますが、共に頑張る事は実に容易ではなく、その道は安易な言葉で語られない程に、実に困難に彩られています。

昔の人が言った十人十色とは良く言ったものです。

自衛隊には色々な人間が集まり、また色々な考え方や、価値観に正確など、それぞれに個性が存在しています。

そう、色々な人間と、その中には自分に合わない性格の隊員も少なからず多からずに存在しています。

では、自分に合わない人間とはいったい誰の事を指すのか?

それを説明するには実に難しいものです。

自分と感性があっていないや、また価値観やものの見方や考え方など、他人と解り合う事は実に難しいのであり、それまでに幾つか衝突してしまう事があるでしょう。

と言っても殴りだの蹴りだのの、喧嘩はご法度です。

自衛隊内で隊員同士の喧嘩が起こってしまえば、連帯責任の的にされてしまいます。

ムカついても堪えなければいけないのです。

正直に言えば、我慢する事は難しいです。

我慢しすぎて人間付き合いで鬱になってしまう事があります。

特に自衛隊では、そう言った人間関係で悩む自衛官が多いのも実情であり、人間関係の悩みがワースト1位になる程に、自衛隊の人間付き合いは難しいのです。

なにせ……自衛隊員は朝から晩まで共同生活が主体であり、常に寝起きを共にし、風呂に至るまで共同生活と、自分の時間がまるで持てないのが自衛隊生活の基本なのです。

もし同じ班に、自分とそりが合わない人間がいたら……その事を考えてみましょう。

どうです。

そんな人物と常に昼夜を共にし、同じ生活を続けなくてはいけない事のストレス。

考えるだけで堪ったものではありません。

正直に言えば辛いです。

でもまたこれが一人なら良い、それが二人三人といたら……正直、ここまできたら、もう我慢なんてできないでしょう。

でもそれを我慢しなければいけないのです。

例えそれがどんなに嫌な奴であろうとも、同期として受け入れる程の器量が必要となってしまうのが、自衛隊なのです。

でも嫌いな人間が傍にいれば、必ず行われてしまう忌むべき行為があります。

それはイジメです。

無論……自衛隊内でのイジメ行為はご法度になっています。

もしイジメが発覚すれば……死ぬよりも辛い目に合います。

イジメを行っていた当事者や、関係の無い教育隊全隊員に連帯責任が負わされ、少なくとも3週間は指導の日々と言う事を覚えておいてください。

外出禁止は勿論です。

そもそもイジメなんてものは、絶対に自衛隊においてはしてはいけないのです。

指導とイジメは同じだと言う人もいますが、指導とは相手の失敗を改めてもらう為の好意であり、イジメとは相手を陥れ、追い詰めて、当事者が加害者として楽しむのがイジメです。

イジメは新隊員を始め、自衛隊の中では絶対に行ってはいけないタブーになっています。

気に食わないと言って、その隊員をイジメでもしようとするのなら……班長を始め、中隊長を敵に回す事を覚悟しておいてください。

だから絶対にイジメは行わないでください。

否、絶対にしない事を念頭に入れましょう。

では、嫌いな相手……もといそりが合わない相手とどううまく付き合っていけばいいのか?

それは……相手の人なりを知る事です。

人なりを知る事。

それは……相手の良い所を見るようにして、悪い所はスル―するようにする事が大切なのです。

ではどうやって相手の嫌いなところをスル―するのかと、思う方がいらっしゃるので、その方法を教えます。

まず、嫌いな相手の部分を無視するようにしましょう。



無視の仕方は簡単です

はっきり言えば、それを考えない事です。

ムカッとしても直ぐに他のことを考えましょう。

考える事は色々とあります。

例えば御飯の事や、休みの時に何をしようかと、色々と別のことを考えて、ムカッとした気持ちを忘れるように他の事を考えれば、すぐにあっさりと忘れることが出来ます。

中には班長の指導の事や、外禁を考えれば、どんなムカッ腹も落ち着きます。

要は感情に流されずに、気持ちを流すことが大切なのです。

感情は沸き起こるもので、気持ちとは溜まりやすいものです。

それを上手く使い分ければ、感情の制御は左程に問題ではありません。

最初は難しいかもしれません。

でも自分で心掛けて、怒らない様にすれば、感情は以外にあっさりと抑え込む事が出来ます。

それでも感情の抑制が苦手な人は、ムカッとした際に、流す方法とその感覚を身体に染み込ませる事が重要となります。

それをどう身体に行えるようにすればいいのか?

まず最初、なにかムカッとした事があるなら、とりあえず音楽を聴いてみましょう。

人間は他の情報を脳内に入れたら、沸き起こってしまう感情を抑え込む事が可能なので、どんな音楽でもいいので、何か音に耳を傾けてください。

そうしたら……自然とムカつく気持ちを散らす事ができます。

また自分が怒った瞬間を動画に撮って、それを後から自分で見てみる事も一つの手です。

自分が怒っている時の姿を見れば、あまりの恥ずかしさに怒ることが出来なくなります。

感情を押さえることは、自分を知る事だと思っておいてください。

沸き起こる感情を押さえる事は実に容易ではありません。

また怒ると言う行為は、それまでに積み上げていたものを全て崩してしまい、下手をすれば嫌われる要因となっています。

人間怒る時は、必ず場合を決めて怒るようにして置いたほうが良いのです。

所かまわずに怒ってしまうのは、それは未熟なせいだと、私が子供の頃にあった神父さんがそう言っていました。

また山本五十六の言葉にもこうあります。

──苦しいこともあるだろう。

云い度いこともあるだろう。

不満なこともあるだろう。

腹の立つこともあるだろう。

泣きたいこともあるだろう。

これらをじっと堪えていくのが男の修行である──

と、これは世に言う「男の修行」と言う格言であり、自衛隊内でもこの格言を自身の真言にしている隊員もいます。

つまり我慢する事も自衛隊員にとって大切な事なのだと理解してください。

要は忍耐力です。

人間関係も、実に忍耐力の図り場だと言う事を覚えておきましょう。

自分が我慢すれば、この場を流す事が出来ると、自分だけに不利益が降りかかろうとするも、それを堪えるのが忍耐力なのです。

プッチときれそうな感情を押さえるには、忍耐力を持つ事が重要となります。

先程述べた感情の抑制方法で訓練しながら、自分の感情と向き合う事を覚えていきましょう。

自分は怒りっぽいから、これが俺のキャラクターだからと、開き直るのは止めましょう。

いずれ大人になれば、怒ってはいけない場面がいくつも出てきます。

また怒りっぽい人間は、世間から社会ら阻害される事もあります。

人間関係においても怒りとは、もっとも抑制しなければいけない部分です。

特に新隊員の頃は、怒りで満ち溢れる事が多いです。

上手くいかない事。

満たされない事。

成功しない事。

不条理な事と、実に怒りたくなるような事があります。

特に新隊員はそれらの境遇に立たされ、ストレスの重圧に晒されてしまう事があります。

また他の隊員の失敗で、自分にとばっちりが来る事もあります。

その時にムカッときても、それを堪えるようにしましょう。

怒ってしまえば、それがきっかけで最悪な事になってしまいます。

怒りで自衛隊生活を乱すことなく、常に平常心を保ち、おおらかな人間になる事が大切だと言う事を忘れないでください。

 - 部隊の自衛官へ




kotirade

Comment

  1. ソーセージマン より:

    現在自衛官候補生として教育を受けているものです。昨年めまいを起こし入隊が決まっていましたが除隊になり、2度目でようやく入隊出来ました!しかし、現在めまいが再発してしまい病院にも行きましたが良くなる気配がありません。班長にも話はしているのですが、このまま治らなければ除隊になってしまうのでしょうか?

    • 元自にーさん 元自にーさん より:

      どうなんでしょうね。わからないです。
      前回除隊させられたなら、今回も除隊かもしれませんね。

  2. とある2等陸士 より:

    今年の3月に一般曹候補生で入隊した者です。
    入隊してから一月が経ちましたが、同じ班員の一人のせいで辞めたいと思っています。
    彼は体力に自信があり、体力検定でも一級を余裕で取れる人間で、ナルシストが入っていて、自分は一人で活躍できると考えてる人間です。協調性なんかは全くありません。

    そんな彼なのですが、自分自身が基本をきちんと出来てないのに、私に対して強く注意してきたり、体力錬成をしているにも関わらずしつこく口出ししてきたりします。
    また、彼は時間をきちんと守らず遅れてきて、班員の時間を減らしたり、班長等に注意されたあと、営内でベッドを蹴ったり壁を殴ったりしています。また、キレるとすぐに手を出してきてかなり怖いです。

    今日でGWも終わり駐屯地に帰らなければならないのですが、帰るのが怖いです。
    頑張ろうとは思いますが、これから先かなり不安です。このまま続けた方が良いのでしょうか。

    • 元自にーさん 元自にーさん より:

      前期が終われば人がガラッと変わります。そこまで頑張ってみてはどうですか?

      • とある2等陸士 より:

        返信ありがとうございました。

        とりあえず、できる限り頑張ってみたいと思います。

  3. 村川 より:

    中隊配属されて2ヶ月経つものです、人間関係がキツくてやめることばかり考えます。
    先輩に明日の準備する物や、検閲に持って行くものなど聞いても適当なことを言われて陸曹に怒られる毎日。
    営内でも挨拶無視でも挨拶の数が少ないと影でグチグチ言われますパシる用事がある時だけ喋りかけてきます…
    これが普通なのかも知れませんが正直精神的に限界が近い気がします…

    こんなコメント書く記事じゃないですよね。
    せっかくいいサイトなのに汚してしまいすみません。

    • 元自にーさん 元自にーさん より:

      >>せっかくいいサイトなのに汚してしまいすみません。
      おかまいなく。

      自衛隊だけが人生ではないよ。楽しめる部分を自衛隊内外で見つけてください。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

自衛官の心構え「責任の遂行」|平時の際に自衛官ができること

責任の遂行 (1) 勇気と忍耐をもって、責任の命ずるところ、身をていして任務を遂 …

自衛官の心構え「規律の厳守」|規律は部隊の生命

規 律 の 厳 守 (1) 規律を部隊の生命とし、法令の遵守と命令に対する服従は …

自衛隊員でもナイフを持って外出してはいけません。

自衛官なら誰でも一つは持っているマルチツール。 野外での活動、訓練が多くなってく …

自衛隊には喫煙者が異常に多い、禁煙しよう

肉体を駆使して困難な任務をこなす自衛官は身体に悪いタバコ愛用者の率が多いように感 …

自衛隊を退職することが決まったらやるべきこと4つ

退職の形は 定年退職 任期満了退職 中途退職 があります。 定年退職、任期満了退 …

自衛隊の防護マスクには・・矯正視力用のレンズがある

「状況ガス」 自衛隊では毒性のガスが発生した可能性があれば防護マスクをつけます。 …

自衛隊を辞められない?ブログに届いた声を紹介します。

当ブログには非常に多くの自衛隊を辞めたいということが届きます。 自衛隊を辞めたい …

自衛官の心構え「使命の自覚」|本当に平和のためになっているのかな?

 使 命 の 自 覚 (1) 祖先より受けつぎ、これを充実発展せしめて次の世代に …

自衛官が娑婆(シャバ)に出るときに注意すべきこと

自衛隊では駐屯地・基地の外のことを娑婆(シャバ)と呼びます。 まるで刑務所にいる …

やばいっ遅れそう。正しい帰隊遅延の手順

自衛隊生活を続けていると誰でも一度くらいは帰隊遅延を経験します。 そんな危機的状 …