元自にーさん(元自衛官)の自衛隊ブログ

新隊員、自衛隊や自衛官に興味がある人に自衛隊について色々と学んでもらえるようなブログを目指しています。

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自衛隊の訓練ではメモをとりまくれ

      2016/12/12

さて、自衛隊において大事なことを幾つか上げてきましたが、基本は心がけが大事と言う事になります。

そう心がけです。

常に事に当たる上には心がける事を常に気を付けていれば、自衛隊において、または社会に出ても失敗は少なくなります。

こと人間、生きていれば失敗なんてものはいくつもあります。

ですが、一回目の失敗から二回目の失敗と続き、三回目の失敗になってしまえば、流石に指導対象になってしまいます。

仏の顔も三度撫でれば腹立てると言葉があります。

言う所の仏の顔は三度まで。

自衛隊の失敗は三度まで……とは言えませんが、失敗の回数がなるだけ少ない方が良いです。

その為に必要なことは、ずばり「メモ」です。

メモとはと、今からそれを説明する必要はないとは思いますが、常にメモ用紙を携帯し、上官からの命令や指導や内容などを書き纏める事が重要となっています。

なぜそんな事が重要なのか?

また聴いて覚えれば問題ないのでは?

そんな事を思う方もいらっしゃるかもしれませんが……実際に言われたことを一言一句忘れずに覚えて行動することは難しい事なのです。

特に作業中に様々な事をしなければいけないと、多くの情報を抱えてしまっている時など、その中で最優先すべき行動を間違えないで行える程に、人間は器用には出来て居ません。

また命令を出している本人が内容を忘れてしまっている時もあります。

その時、言質を取っておくことは難しいと思います。

また上官がそんな事を言った覚えがないと、命令をお忘れになってしまっている時の為に、いわば自分の身を守る為にメモを残しておく気遣いを持つことが重要なのです。

ですが、メモと言ってもメモを取る時にはコツがあります。

よくメモ用紙を手帳タイプにしている方が多いですが、手帳タイプのメモ用紙は自衛隊には向いていません。

……何故なら、手帳タイプのメモ用紙ではあまりにも脆いからです。

なぜ脆いのか、それは手帳ゆえにです。

基本手帳とはオフィスなどでの使用を念頭に入れて開発されているものです。

一応野外でも使用できるかもしれませんが、自衛隊でのメモは基本は野外で書き纏める事が主となります。

その時にメモを使用する場面が……いつも晴天、カラカラの晴とは限りません。

雨が降っている土砂降りの大雨の時もあれば、狂風雨吹き荒れる台風の時もあります。

そんな時にメモをするのはまさに至難のです。

想像してみてください。

鉛筆を片手に手帳を開いてメモをする。しかも大雨が降り注いでしまい、メモ全体がビショビショに濡れてしまえば、それでアウトです。

濡れてしまった紙では情報を書き纏めることは出来ません。

ゴワゴワと水ですっかりとふやけてしまった紙の上に、字を書く事は不可能です。

乾けば使えるかもしれませんが、乾くまでに上官が待ってくれるわけもありません。貴方がメモを持っているにもかかわらずに、メモが出来ないという矛盾。

それを考慮してくれるほど、上官は甘くはありません。

また自衛隊ではメモを千切らなければいけない事が何度もあります。

メモを千切るとはと疑問符を浮かべる方もいらっしゃると思いますが、もし上官に伝達や伝令を任された際、相手にメモした内容を伝える時に、口頭ではなく、メモそのものを渡さなければいけない場合もあります。

基本メモは切れ端を渡すことも念頭に入れて置いたほうが良いです。

それを踏まえた上でいつでも千切れるようなメモ用紙を持つことが大切です。

そして……最近ではファンシーなメモ帳やお笑いを誘うようなネタみたいな、おふざけしたメモ帳もありますが、それは絶対にやめましょう。

自分のキャラクターに自信がればいいですが、自衛隊は真面目な隊員である方が、上から目を付けられることはありません。

あくまでもネタに走るのは止めて置いたほうが良いです。

もしそれでも自分のキャラクターに自信があり、おもしろキャラで通したい方は……少なくとも前期後期教育が終わった後に、ネタに走った方が良いと思います。

外すか受けるかは自己責任に任せます。

少なくとも教育課程ではなるだけシンプルで安いメモ帳がおススメです。

手帳ではなく、

もし防水であればなお良いです。

それで私がおススメするのが、工事現場などで使用されているメモ帳。

種類的に言えば野帳と呼ばれているメモ用紙で、それがいざと言う時に千切ること出来るタイプなら、なお良いです。

雨の日や濡れてしまう事などを考慮して、使えるメモ帳を選びましょう。

売店には自衛隊用のメモ帳も売っているので、それを買ってもよしです。

またメモをする際に必ず忘れてはいけない、無くてならないものがあります。



それは鉛筆です。

さて鉛筆がなぜ必要なのかと思う方もいると思います。

また鉛筆ではなくボールペンやシャープペンの方が良いと思う方がいると思いますが、ボールペンやシャープペンは非常に壊れやすいからです。

特に新隊員の頃は激しく動く事が多いです。

伏せたりしゃがんだりと、時に蹴られたりと殴られたりと、腕立て伏せにかがみ跳躍など、動く事が多いです。

その分だけボールペンやシャープペンなど、プラスティック製のそれらは非常に壊れやすいです。

では壊れにくいボールペンやシャープペンなどを選べば大丈夫と思われる方もいらっしゃると思いますが、水に濡れてしまう事や泥水の浸透なども考えてみてください。

少なくともボールペンやシャープペンは様々な品で構成されている代物です。

バネや金具など破損してしまえば、どんな新品でも使い物になってしまいます。

そうならないようにするには……ズバリ鉛筆がベストなのです。

鉛筆ならちょっとやそっとで壊れることはありません。

折れることもありますが、それは小型の鉛筆削りがあれば事足ります。

また鉛筆も長い新品ではなく、あえて短くした鉛筆を選びましょう。

また破損防止にビニールテープを巻いて置いたほうがベストです。

要は……買ったばかりの新品の鉛筆の真ん中を切り、二つにします。

そして持ちて部分を何重にもテープで巻き、破損しないようにしましょう。また鉛筆が自分に刺さらない様に、鉛筆の先は常に丸くしておきましょう・

そうすれば、メモ帳の相方としてはとして最適です。

かのプライベートなライアンさんを探す戦争映画のワンシーンでも、タイプライターを持っていこうとした兵士に、メモ帳と鉛筆を持たせようとするシーンがります。

それだけメモ帳と鉛筆は切っても切り離せない関係にあります。

さてここまで書いた中で、ふと思う方がいると思います。

メモじゃなくて今はスマホがあるからそれにメモればいい──と。

はっきり言います。

スマホや携帯でメモすることは、目の上の人に対してあまりにも失礼です!

考えてみましょう。

もしあなたが仕事をして大事な内容を伝えようとしている時に、相手がスマホを弄りながらメモをしている姿を想像してください。

絶対に我慢できないと思います。

また最近の自衛隊での携帯事情も複雑化しており、スマホをもって課業または訓練に入る事を禁止している駐屯地も存在しています。

一番ひどい事になれば……スマホすら許してもらえない駐屯地もしくは中隊もあり得ます。

……いや、すでにある中隊ではスマホ禁止令が出ている中隊もあります。

スマホ云々についてはまた機会あれば書きたいと思いますので、ここではとりあえず割合にして、話を続けます。

要するに……メモをすると言う気構えが大切なのです。

自衛隊に入隊すれば隊員の人なりが上官によって観察されます。常に気を抜くことは許されません。

もし自分がこう言う隊員だと見られてしまえば……今後の隊員生活においては悲惨になる事は語る必要はないと思います。

ではどうやったら自分が真面目で好印象を持たれる隊員になれるか?

それはメモをする事です。

仕事の内容をメモする姿勢は、どの仕事や職種においても、最も重要な行動です。

メモをしないで仕事を失敗する人間よりも、メモをして仕事を出来る人間として見られることが、社会においてはもっとも重要な事になります。

少なくともメモをすれば仕事において失敗することはありません。

逆にメモをしない人間の方が不真面目と思われて当然であると思ってください。

理不尽だと思う方もいらっしゃると思います。

そんな事は無いと思う方もいらっしゃると思います。

でも、人は他人は、仕事の出来る出来ないは、まず姿勢から問われてしまうものなのです。

見た目も大事です。

髪形が乱れて服装も乱れ、敬語を使わない、目上の人に敬意を払わない、適当に仕事をするなどすれば、印象は悪くなってしまいます。

そうならない為にも、髪形を整え、服装も正し、目上の人には敬意と敬語を使い、仕事は真面目にする事を心掛け、少しでも印象をよくすることに努める。

その第一歩にメモ取りがあるのです。

自分でも大変辛辣な事を書いていると思いますが……それだけメモをすると言う事は大事なのです!

私が知っている隊員に上官からこう言われた方がいらっしゃいます。

その方が言われた言葉をここに書いておきます。

「……まずお前はメモ帳に“メモを必ずします”と、百回かいて俺のところに持ってこい!」

……と。

彼が百回それを書くまでの間、私達は腕立て伏せをする事になってしまいました……彼がどの様なミスをしたのか、あえてこの場で書く事は伏せますが、少なくともメモをしていれば容易に済む内容の事だったと、あえてそれだけは書いて置きます。

メモをする事がどれだけ重要であり、仕事に対する姿勢のアピールになるかを解っていただけたのなら、幸いです。

皆さんも必ずメモを取るようにしておいてください。

 - 入隊希望者へ






Comment

  1. シャーリーン より:

    今月から教育隊に入るものです、このサイトを拝見し、入隊前の実用品の準備や気構えをさせていただきました。

    特に一番知りたかった前期教育隊のことをよく知れたので大変感謝しております、これからも応援してます!

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